メンタルが強い人がやめた13の習慣 ~習慣その12から13~

【今回ご紹介の本】エイミー・モーリン著 長澤あかね訳「メンタルが強い人がやめた13の習慣」 講談社

 今回はメンタルが強い人がやめた13の習慣の続き、 いよいよラスト、習慣その12から13、「自分は特別だと思う習慣」と「すぐに結果を求める習慣」のやめ方に関してのご紹介です。統計に基づいた心理学から、自分の弱点を知り、それを表出しにくくする習慣を身に付ければより幸せな生活が営めるはずです。

⑫ 自分が特別だと思う習慣をやめる

 皆さんの周りにもいませんか?自分が特別だと考え、「この仕事は俺にしかできない」、「自分はもっと評価されるべきだ」、「なんであいつばっかり、俺はこんなに頑張っているのに」と自分を評価してもらえないことに苛立つ人たち。皆さん自身がそうであるかもしれませんね。
 このような人たちには共通して特権意識があるとのことです。この特権意識は、小さい頃の教育に問題があったり(常に特別扱いを親からされていた、行動の責任を取らず、親に引き受けてもらった等)、近年のソーシャルメディアが自分を特別視することを助長しているという見解があるそうです。
 最近、電車内や道端で、ずっと自撮りを続けている女性たちを見かけることがありますが、InstagramやFacebookなどのソーシャルメディアが自分たちを特別な存在に仕立て上げるのに一役買っているのでしょう。

【自分が特別だと思う習慣の問題点】

 自分が特別 = 思い通りにいって当たり前
 という思考回路が出来上がっていることで、努力を怠り、横柄になった上で、結果が出ないことで周りを恨む傾向が出てくるそうです。(なんで自分ばかり損をするのか?という思考が働くためです。)
 さらに、このような考えは、「これだけの問題、不幸があったのだからこれから幸せになって当たり前」という根拠のない期待を招き、期待感と現実のギャップにより苦しむことになるとのことです。
 自分が特別だと思っても、現実がそうではないのであれば、潔く現実を認めた方が賢明だといえます。以下の具体的な行動指針をもとに、自分の特別視をやめれば、より幸せになれるのではないでしょうか?

【自分を特別な存在だと思い込まない具体的な行動指針」 

  1. まずは、自分自身を特別視していることを理解する
  2. 自分以外の人間も同様に悩み、努力をしていると知る
  3. 「もらう」ではなく「与える」に力と時間を注ぐ
  4. チームプレーヤーとして働く
  5. 謙虚になる

 特に上記4の項目は、労務の人たちが言うところの「明るい」性格、つまり問題をオープンにし、一人で抱え込まないという特性を指すようです。会社で働く際にも非常に役立つと思います。 自分を特別視せず、自分ができることを着実にこなすことが大切だと思います。

 

⑬すぐに結果を求める習慣をやめる

 目標を立てたときに、どれくらいの期間で達成したいと思いますか?例えばダイエットを始めて数日間で何キロもやせることは現実問題として不可能です。しかし中には、一日で何キロもやせるために極端な食事制限(食事を全部抜く)など、やり過ぎてしまう人もいるでしょう。このように、ある目標に対して、すぐさま結果を求めるあまり、破局的な方法をとってしまう人がいるそうです。心当たりがある方もいるのではないでしょうか?
 インターネットなど、技術的な進歩により、人がより一層即物的になっていことも背景としてありますが、目標に対して根拠のない自信を持つ人が、すぐに結果を求める傾向が強いとのことです。

【すぐに結果を求める習慣の問題点】

  1. リスクの高い、即時的な解決方法をとってしまう
  2. 長期的な投資ができなくなる
  3. 結果を見誤る(方法が悪いため結果が出ないと判断し、たとえ正解であったとしても、その方法をすぐやめてしまう)
  4. 目標の未達に対して不快に思う
  5. 即時的な結果の求め方が悪い事態を招く

 結果が出ないことに苛立ち、例えばお金持ちになりたい余りに、借金をしてまで宝くじを買うなどの行為を行えば、破産は目に見えています。このように即自的、即物的な行動をとることは、結果として損をすることになります。では、このような行動を抑えるためにはどのような習慣を身に付ければよいのか、下記の具体的な行動指針を確認して下さい。

【すぐに結果を求めなくするための具体的な行動指針】

  1. 自分はすぐには変わらないことを心得ておく
  2. 目標達成に明確過ぎる期限を決めない
  3. 目標達成による結果を買いかぶらない(そこまで人生が好転することはないと心得る)
  4. 節目節目でお祝いをする
  5. マイペースを心掛ける

 千里の道も一歩よりとはよく言ったもので、自分を変えたいと思って一念発起したとしても、目に見えた結果が出るのは一年以上かかることはザラにあると思います。研究の世界にいた私としても、やはり毎日実験と勉強を続けてようやく実を結び始めるのが一年ほど研究を続けた後であるという実感があります。目標に対して誠実に、自分を買いかぶらずに続けていくことが大切だと思いました。

 

【感想 総括として】

 200ページ強でしたが、非常に読み応えのある本でした。一般的な自己啓発本とは違い、心理学とある程度の統計に基づいて話が構築されており、勉強になる一冊だと思います。
 それぞれの性格特性をチェックする項目もあり、自分が何に悩みやすいのかを浮き彫りにできること、その悩みに対して具体的な行動習慣を作る手法が記されており、悩みがある人で、何に悩んでいるのか理解していない方、漠然とした不安を常に抱えている方に非常におすすめの本です。ブログではざっくりとしたまとめをしましたが、自分の性格特性を知りたい方、さらに具体的にどのような手段を講じればよいのかを知りたい方は、ぜひご一読いただければと思います。
 次回も役立つ書評をいたします。一緒に勉強していきましょう。

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