メンタルが強い人がやめた13の習慣 ~習慣その7から9~

【今回ご紹介の本】エイミー・モーリン著 長澤あかね訳「メンタルが強い人がやめた13の習慣」 講談社

 今回はメンタルが強い人がやめた13の習慣の続き、習慣その7から9、「過去を引きずる習慣」「同じ過ちを繰り返す習慣」「人の成功に嫉妬する習慣」これらのやめかたの方法をお届けいたします。悩みは脳の神経伝達によって引き起こされるため、科学的に対処療法で治せるはずです。今回の習慣も皆さんが多く持つ悩みのいくつかなのではないでしょうか?以下の方法論で悩みを克服していきましょう。

⑦過去を引きずる習慣をやめる

 過去の一点の失敗を恥じ、悔やみ、何度もその時の思い出や思考を反芻させる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?過去を引きずる人は、今の状況に不満を持ち、過去に注目をしてしまっていることが多いようです。また、その過去を変えることができないにもかかわらず、別の選択を過去にしていたら今の現状がどうだったのか?もっとマシな、もっと幸せな現状があったのでは?という思考から抜け出せない場合が多いようです。また、過去を美化する傾向もあるようです。いずれにしても過去は変えられませんので、その時の行動に関して悔やんでも意味はありません。それどころか、以下のようなリスクをも内包するようです。

【 過去を引きずる習慣 の問題点】

  1. 「今」をないがしろにしてしまう。
  2. 今できる最善の準備ができなくなる
  3. 意思決定が鈍る
  4. 何の解決にもならない時間の無駄
  5. うつ病になる可能性
  6. 過去を美化することで、今を悪く見てしまう
  7. 体に変調をきたす(体内での、特に循環器系の炎症が引き起こされるとのこと)

 いかがでしょうか?悩み自体が体に良くないのですが、過去の失敗を引きずることがトリガーとなり人は悩みます。悩まないためにも、過去の失敗を引きずるのはやめましょう。過去の失敗は、失敗としてとらえればそれ以外に何の意味もありませんが、そこから何かを学ぶことができれば、教訓となり人生の役に立つはずです。次の具体的な行動指針をもとに、過去を受け入れることで、過去の悔やみを手放すことができるそうです。

【過去を引きずらない 具体的な行動指針 】

  1. 過去について時間を決めて整理をする(考えまいとする方が、悩みが大きくなるそうです。まずは過去について考え、整理をすることを優先しましょう。しかし、無制限にではなく、10分、20分くらいを目途に時間を決めてからにしましょう)。
  2. 別のことを考える(そうはいっても考えてしまうでしょう。未来の計画、旅行の計画などを考えることで、過去を考える暇を消してみると良いそうです)。
  3. 今後の目標を立てる。2.と同じくです。
  4. 学んだ教訓に目を向ける(失敗から、社会の厳しさ、誠意の大切さなどはきっと学べたはずです。また挫折に強くなれることもあるでしょう)。
  5. つらい過去を思い出すときは、「感情」ではなく「事実」に着目する(その時の気持ちを思い出せば、つらいのは当たり前。その時に自分が何をしていたのか、どこにいたのかという客観的な情報をもとに思い出してみると記憶に埋没することが減るかもしれません)。
  6. 状況を別の視点で見る(不可抗力だった、大きな問題の引き金にはなっていないなどと思う)。 

 過去の失敗を許し、そこから教訓を得ていくことが最善の手段であり、それを経て挫折を知り、人も自分も許せる強い人間になれるのではないでしょうか?ただし、自分だけで乗り越えられないつらい過去(PTSDからの脱却など)は専門家の指導、支援をもとに行うのがベストだと思います。無理に自分で抱え込まず、適宜人と相談しながら先に進むことが推奨されておりました。

 

⑧同じ過ちを繰り返す習慣をやめる

 一度ならず二度以上同じ過ちを繰り返してしまう方が、この習慣を持っています。遅刻癖などの習慣や、みんなに嫌われていると考えるような思考習慣も挙げられるそうです。子供のころから培った価値観や癖がそのまま残っている人、頑固な人、向こう見ずな人は同じ過ちを繰り返す傾向があるそうです。典型的な同じ過ちの繰り返しとして、本書ではダイエットが挙げられていました。肥満は、太る習慣を断ち切れない、もしくはダイエットをしたとしても、太る習慣を繰り返してしまうため、結局リバウンドをしてしまうということです。

【同じ過ちを繰り返す習慣の問題点】

  1. 目標を達成できない(同じ過ちを繰り返している以上、ゴールまでたどり着けません)。
  2. 問題が解決されない(同じ過ちは同じ手法、同じアプローチによって起こされることが多く、やり方を変えない限り、解決ができません)。
  3. 自尊心が低下する。
  4. モチベーションが無くなる。
  5. 周りをいらいらさせる(愚痴っぽくなってしまいます)。
  6. 失敗を正当化してしまうようになる

 同じ過ちを繰り返すと、次の成功に中々つながらず、ぐるぐると同じ場所を回り続けるかのように、人生の進展が無くなるリスクがあるので、特に成功を志すうえでは治すべき習慣です。次の具体的な行動指針をもとに、習慣を変えていけるそうです。

【具体的な行動指針】

  1. どこがいけなかったのかを考える
  2. 「もっとやれたはず」と思うところを自ら評価する
  3. 次に何をすべきか考える
  4. いつもの手法と異なる手法をとってみる(毎回同じパターンで失敗する人には効果的かもしれません)。
  5. 失敗の前兆を知っておく(何度も失敗しているとパターン化しているのではないでしょうか?そのパターンの予兆を察知すれば予防できるそうです)。
  6. 説明責任を果たす(③現状維持の習慣と同様、大切な人に自分の生活習慣と、進捗を話すことで前に進むことができるそうです)。

 同じ過ちを犯す人の場合、同じパターンの誘惑に負けてしまうことが多いそうです。ダイエット中に夜食でラーメンを食べてしまうのも、資格や試験の勉強中にいつの間にか漫画を開いてしまっているのも、誘惑に負けてしまっているためです。誘惑に打ち克つ自制心は訓練で鍛えられるそうで、次の自制心を鍛える訓練をすると良いそうです。

【同じ失敗を断ち切る自制心の訓練法】

  1. いやな気分に耐える訓練をする(自分の誘惑に打ち克つには、つらいのは当たり前で、それを乗り越えた先にさらなる幸福を感じられるようにすると良いでしょう)。
  2. 前向きな独り言を活用する(「自分はできる」「自分は目標に向かって努力している」とつぶやくことで実際に前向きになる)。
  3. 常に目標を意識する。
  4. 自分に制限をかける(時間を決める、タイミングを決めるなど)。
  5. 過ちを繰り返したくない理由をリストにする。

 習慣⑦と⑧は比較的不可分であると考えられます。過去の過ちを含め、同じ過ちを繰り返し、それを思い悩みくよくよしていれば、人生は好転しないでしょう。

 

人の成功に嫉妬する習慣をやめる

 人の成功を耳にし、「あいつが出世!?」「あの子が玉の輿!?」などなど嫉妬した経験がある人もいるのではないでしょうか?人に嫉妬してしまう人たちは、他人と比べて自分がどうなのかに着目している傾向が多いようです。他人がどうあれ、自分の幸せを決める軸を他人にゆだねてしまうことには、人生を好転させられなくなるという点でリスクがありそうです。人の成功に対して嫉妬をしてしまう習慣は、次の問題点があるそうです。

【人の成功に嫉妬する習慣の問題点】

  1. 成功を目指すのをやめてしまう。
  2. 持っているものに満足できなくなる。
  3. 自分のスキルや才能を見落としてしまう。
  4. 自分の価値観をt話てしまう。
  5. 人間関係が損なわれる。
  6. 自慢するようになる

 結局、評価軸を他人が持つものに合わせてしまうと、自分の人生の幸福度を自分で決めることができなくなってしまうようです。そのため、他人の状況に振り回される面白くない人生になってしまいます。どうしても他人に嫉妬してしまう人は、次の具体的な行動指針をもとに考え方を変えていくと良いとのことです。

【嫉妬をやめる具体的な行動指針】

  1. 人と比べない。
  2. 自分の固定観念に気付く(相手が悪いことをした、ズルをしたと考えないこと)。
  3. 自分の弱点にこだわらない(自分の弱点は、他人と比較しての話であり、むしろ自分の強みに目を向けるべき)。
  4. 人の強みを誇張しない(同上)。
  5. 人の成功をバカにしない。
  6. 何が公平か判断しない(運がいいだけの成功者も中にはいるでしょう。でも自らで、だれが成功に値するのかなどと値踏みしないようにしましょう)。

 自分の成功の定義は自分で決めていく。その定義に向かって、自ら努力することが最も健全な行動であり、嫉妬心を心から締め出す唯一の手段だそうです。具体的な行動指針をもとに、嫉妬する無駄なエネルギーを生産性の高い活動に向けていくと、人生が好転するようです。

「幸せは自分の心が決める」の画像検索結果

他人と比較しやすい方は、幸福を定義する軸を自分で作ることが大切だということです。

 

【感想 習慣⑦~⑨】

 今回も勉強になりました。過去に縛られず、同じ失敗を繰り返さないためには「今」に集中し、自分を変え続けていく。嫉妬心に心を蝕まれないためには他人と比較せず、自分の軸を持つことが大切だということがわかりました。自分の成功の定義とそのためのアプローチを作るのは、結局社会や世論ではなく、自分自身であるということが今回の習慣⑦~⑨を読解することがわかりました。次回は「⑩一度の失敗でくじける習慣」、「⑪孤独を恐れる習慣」をご紹介します。一緒に勉強していきましょう。

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