上級国民/下級公民 ~既得権益が増幅する格差の事実 世代間の格差~

【今回ご紹介の本】 橘玲 著 “上級国民/下級国民” 小学館新書 出版

 格差社会が日本でも問題となってきており、ニュースやワイドショーでも話題に上がることがありますね。皆様の中にも、この問題に憂慮し、翻弄されている方もいらっしゃるかもしれません。そもそも、この格差は何処からきて、今後どうなるのでしょう?これを知るだけで格差の連鎖を食い止め、格差に翻弄される危険から身を守ることができるかもしれません。

 著者は格差社会、その中でも昨今の正社員、非正社員の差が生む格差社会の原因が団塊の世代の既得権へのしがみつきにあったと考察しております。すなわち、バブル崩壊後、彼らが招いた不況に直面したその時、団塊世代は、終身雇用というルールで自らの雇用を守り、そのしわ寄せとしてロスジェネと呼ばれる世代の雇用をひっ迫しました。その結果、ロスジェネ世代はフリーター、無職、非正規雇用につかざるを得なくなったと著者は述べております。

若手が受ける苦境は、自己責任の一言で片づけられております。世代間の格差がここに生まれたということです。

 ちなみに、団塊の世代が会社から去った後に何が起きたのかも述べられております。団塊の世代が会社から去ったのちトヨタの社長が日本自動車工業会で発言したように、会社の終身雇用制度が無くなる向きに世論が動き始めました。いかに団塊の世代が政界に対して強い影響を持っていたのかがわかるエピソードだと思います。

 今後、団塊の世代が後期高齢者となり、年金、医療保険を受給することになります。団塊の世代が貪る既得権は今後ここにシフトしていくということが強く示唆されておりました。2040年には1.5人の現役世代で1人の後期高齢者を支えることになるそうです。この時、日本にどれだけの元気があるのか心配になるところです。

 最近、8050問題(80代の親が50代の引きこもりの子供の面倒を見ているという問題 )が表出してきましたが、ある意味で団塊世代が撒いた種が悪い方向で結実した結果なのではと勘ぐってしまいます。

 次回に続きます。次回は教育格差がもたらす生活の格差についてをご紹介いたします。一緒に勉強していきましょう

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